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衣替えと感謝の記憶

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    お天気がいいので
    少しずつ衣替え


    とは言うものの
    入院以来

    ジーンズ
    スエット
    長袖Tシャツ
    があれば
    基本はOKなので簡単ですが…



    そんななかで
    洋服を入れ替えようと
    ケースを開けていたら

    服と服の間に一冊のノートが…


    去年の衣替えの時に
    私が自分で
    隠すようにしまったノートです



    ノートは
    たった2ページしか使っていません


    1ページ目は





    これは
    私が去年の入院で
    ICUに入った時のもの

    喋ることもできないので
    意識が朦朧としている私が
    何が言いたいのかを
    夫が理解してくれようと書いた
    「50音表」



    そして

    私が伝えたいことを書こうとした
    もう1ページ




    手に力が入らなくなっていて
    全く字になりません…



    なので
    夫が50音表を指差していく文字に
    私が目を伏せることで意思を伝えた…

    という記録の記憶




    去年の衣替えの時には
    まだ
    このノートが
    ちょっと“恐怖”で
    そっと隠してしまったのを思い出しました




    そして
    こうして今日
    衣替えとともに
    再び私の目の前にやって来たノートが

    「また衣替えできてよかったな!!」


    なんとなく
    そんなことを言っているようで

    むしろ明るい気持ちで
    ノートを開けました




    blogに載せたのは

    いろんなことを乗り越え、
    受け入れながら生きている記録として、


    そして
    こうして看病してくれた夫の気持ちは隠してしまってはいけないものだということ、


    なにより
    人は“気持ち”で
    強く生きられるということ

    どん底だと思っても
    這い上がって
    また笑えるということ


    それを
    忘れないための

    “ありがとう”

    の記憶の記録です



    posted by: 空と風〜KUHU〜 | 日々のこと | 13:53 | - | - | - |